物質や宇宙が究極的には何からできているのか、その成り立ちを解き明かす素粒子物理の理論的研究をしています。現在の宇宙はなぜ物質が反物質よりもはるかに多いのか、素粒子の質量の違いはどこから来ているのか等、素粒子・宇宙にはたくさんの謎があることが知られています。その謎を説明できるような新しい理論(新物理)はどんなものであるのか、そしてその新物理を現在・そして将来の実験や観測でどのように検証できるか、研究しています。とくに、精密測定が進んでいるクォーク・ レプトンの崩壊現象やCP非対称度に注目し、新物理を明らかにすることを研究テーマとしています。